整体でよく聞く「好転反応(こうてんはんのう)」についてこのような悩みはありませんか?
「好転反応の原因は?」
「好転反応の種類と症状は?」
「好転反応が起きたときの正しい対処法は?」
本記事では、好転反応の概要と原因、種類、症状、対処法について詳しく解説します。
好転反応とは?
好転反応とは、整体やマッサージといった施術を受けた直後から痛みやだるさ、発熱、眠気、吐き気などの症状が発生することを指します。
好転反応と”もみ返し”は混同されがちですが、好転反応は施術箇所に痛みを感じない一方で
もみ返した施術箇所に痛みを感じるということが大きな違いです。
好転反応が起こる原因
好転反応が起こる原因は、整体やマッサージによって身体が正常な状態に戻っていくプロセスにおいて、身体の変化を急激に脳が察知することが起こると言われています。
たとえば、むくみを改善するために整体で血流改善を行った場合、血行が改善されることで身体に止まっていた老廃物が血液によって流されてしまうことがあるとします。
このとき、身体の中から老廃物が排出されるということと同時に一度に血流が流れるため不調を感じる場合もあるのです。
好転反応の症状だけを見てみると身体に不調が現れているのかと思ってしまいがちですが、好転反応は、その名の通り身体がいい方向に改善されていっている証ですので、心配しすぎる必要はありません。
好転反応の種類と症状
好転反応の種類は以下の通りです。
- 過敏反応
- 弛緩反応
- 排泄反応
- 回復反応
それぞれの種類と症状について、以下で詳しく解説します。
好転反応の種類①:過敏反応
過敏反応は、整体やマッサージによって血流が改善されることで発生する症状です。
血行が良くなって神経が正常にはたらくことや血液が施術箇所に集中することによって、痛みやかゆみなどの炎症が現れます。
好転反応の種類②:弛緩反応
弛緩反応(しかんはんのう)は、緊張している筋肉を整体やマッサージでほぐすことによって発生する症状です。
副交感神経が優位にはたらくようになるため、だるさや眠気、場合によっては発熱の症状が見られる場合もあります。
好転反応の種類③:排泄反応
排泄反応とは、整体やマッサージの施術によってリンパや血流が改善されることで体内に溜まっていた老廃物や毒素などを排出するための反応です。
人の身体は老廃物を便や尿以外にもニキビや吹き出ものなどによっても排出しようとする可能性があります。
また、便や尿の量や匂いなどが普段と違っていたりすることも多いです。
好転反応の種類④:回復反応
回復反応とは、日頃から溜まっていた老廃物が整体やマッサージによって改善される血流によって全身に流れるようになることで発生する反応です。
全身に老廃物が流れるため、だるさや腹痛などが現れることがあります。
好転反応が起きたときの正しい対処法
好転反応は一般的に2日〜3日で改善されることがほとんどであるため、水分をたくさん取るようにして安静にすることが基本です。
もし1週間以上症状が見られる場合は好転反応ではない遠因が濃厚となるため、かかりつけの医師に相談するといいでしょう。
まとめ
本記事では、好転反応の概要と原因、種類、症状、対処法について詳しく解説しました。
整体やマッサージの施術のあとに好転反応が起こることは珍しいことではありません。
そのため、好転反応の症状が見られても慌てて対処する必要はなく、2日〜3日間は様子を見るといいでしょう。
ただし、1週間以上”好転反応らしき症状”が見られる場合、好転反応ではない可能性も高いため、かかりつけ医に相談することが大切です。
ぜひ本記事を参考にして好転反応について理解を深めてみてください。