整体を受けるときにこのような悩みはありませんか?
「整体とカイロプラクティックの違いは?」
「カイロプラクティックには国家資格は必要?」
「整体とカイロプラクティックのどっちを選ぶべき?」
整体とカイロプラクティックは似たような施術であるイメージを持っている方も多いかもしれませんが、そもそもの発祥が異なり、施術方法も異なるため、似たようなイメージを持っているとトラブルになってしまう可能性もあります。
本記事では、整体とカイロプラクティックの違いについて詳しく解説します。
整体とカイロプラクティックの違い
整体とカイロの主な違いは以下の通りです。
- 基礎とする医学の違い
- 施術面の違い
- 資格の必要性
それぞれの違いについて、以下で詳しく解説します。
1.基礎とする医学の違い
整体とカイロプラクティックは基礎とする医学が異なります。
整体は中国発祥の東洋医学を基礎としていると言われており、日本古来の民間療法での武道医学や中国由来の技法が掛け合わされて発展してきたと言われているため、発祥は明確ではありません。
そのため、「整体」は多岐にわたる整体術を総称した言葉として使用されていることが多く、なかには「〇〇流」という方法が明記されていることもあります。
一方でカイロプラクティックは、西洋医学を基礎とした療法です。
カイロプラクティックは1895年にカナダ出身のアメリカ人である、ダニエル・デビッド・パーマーにより提唱された療法であるという明確な発祥があり、WHO(世界保健機関)でも医療として認められています。
2.施術面の違い
整体は”身体を整える”ことを目的としているため、骨盤や背骨、筋肉まで、全身の矯正を行う施術となります。
一方でカイロプラクティックは、ダニエル・デビッド・パーマーが”耳の不自由な人の背骨のゆがみを矯正し、聴力が回復したのを発見したこと”が始まりと言われており、背骨に対してアプローチすることで健康的な身体を手にいれる施術となります。
このように、整体は身体全体にアプローチする施術に対して、カイロプラクティックは背骨の歪みを正す施術という違いがあるのです。
3.資格の必要性
整骨院で整体の施術を行う場合は「柔道整復師」という国家資格が必要となりますが、整体院で整体の施術を行う場合は国家資格は必要ないため、多くの場合は整体に関する民間資格を取得しています。
また、カイロプラクティックはWHO(世界保健機関)に医療として認められていることもあり、アメリカやイギリスなど世界40カ国以上では国家資格が必要となりますが、現在の日本においては国家資格は必要とならないため、こちらの民間資格を取得する場合が多いです。
このように、整体およびカイロプラクティックの施術を受けるとき、国家資格を持っているのは整骨院での整体のみとなるため、医療の観点から身体を整えたい場合は整骨院での整体を受けることがオススメです。
整体とカイロプラクティックはどっちを選ぶべき?
「整体とカイロプラクティックのどちらを選ぶべきか」という問題については、どちらも違ったメリットがあるため、どちらかを選ぶことは難しいです。
しかし、国家資格を持っている先生に施術をしてもらえるのは整骨院の整体のみですので、より安心して身体を整えたいと考えている場合、整骨院を選ばれる方が多いです。
とはいえ、整体もカイロプラクティックも1回の施術では効果が現れないため、リラックスして通うことのできる先生を見つけることが大切になります。
まとめ
本記事では、整体とカイロプラクティックの違いについて詳しく解説しました。
整体とカイロプラクティックの違いをおさらいすると以下の通りです。
- 整体の基礎は東洋医学
- カイロプラクティックの基礎は西洋医学
- 整体は身体全身を整えられる
- カイロプラクティックは背骨を中心とした施術
- 国家資格を持っているのは整骨院の整体のみ
整体とカイロプラクティックの違いについて疑問を持っていた方は、ぜひ本記事を参考に比べて、ご自身にとって最適な施術を選んでみてください。