猫背のセルフチェック|自分でできる簡単な姿勢チェック法
現代人に多い「猫背」。長時間のスマートフォンやパソコン作業、運動不足などにより、知らないうちに姿勢が悪くなっている人は少なくありません。
猫背は見た目が悪くなるだけでなく、肩こりや腰痛、呼吸の浅さ、自律神経の乱れなど、体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、自宅で簡単にできる猫背のセルフチェック法をご紹介します。
【猫背セルフチェック①】壁を使ったチェック
もっとも簡単で確実なセルフチェックが「壁立ちチェック」です。次の手順で行ってみましょう。
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壁に背を向けて立ちます
かかとを壁に付け、背中全体、頭も壁につけるよう意識します。 -
自然に立った時の体の位置を確認
このときに、以下の5つの部位が無理なく壁に触れているか確認します。
- 後頭部
- 肩甲骨
- お尻(臀部)
- ふくらはぎ
- かかと -
頭と壁の間に手が入るかを確認
頭と壁の間に手のひらが1枚以上入ってしまう場合は、首が前に出た「首猫背」の可能性があります。 -
腰の隙間のチェック
腰と壁の間に手のひらがギリギリ入る程度が理想です。
こぶしが入るようなら「反り腰猫背」、全く隙間がなければ「骨盤後傾型の猫背」が疑われます。
【猫背セルフチェック②】姿勢写真チェック
スマホや鏡を使った視覚的な確認方法も効果的です。
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横からの写真を撮る
リラックスした自然な姿勢で立ち、横から全身が写るように写真を撮ります。
(誰かに撮ってもらうか、タイマー機能を使いましょう) -
耳・肩・腰・膝・くるぶしのラインを確認
理想的な姿勢では、これらのポイントが一直線上に並びます。
耳が前に出ていたり、肩が丸まっている場合は猫背です。
【猫背セルフチェック③】肩の巻き込みチェック
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両腕を自然に下ろして立つ
このとき、手の甲が前に向いているようであれば、肩が内側に巻き込んでいる証拠です。
これは「巻き肩」といって猫背の代表的な兆候の一つです。
【猫背セルフチェック④】首の前傾チェック(スマホ首)
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壁に頭をつけて立つ姿勢を取る
自然に立った状態で、あごが前に出ている、または首が前に傾いていると感じる場合は、「ストレートネック型の猫背」かもしれません。
セルフチェック後のポイント
チェックの結果、猫背の兆候があった場合は、日常生活での姿勢を見直すことが重要です。以下のような意識が改善につながります。
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椅子に座るときは骨盤を立てて深く腰掛ける
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パソコンやスマホの画面を目線の高さに合わせる
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こまめに立ち上がってストレッチを行う
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背中や肩甲骨まわりを鍛えるエクササイズを行う
おわりに
猫背は自分では気づきにくい姿勢の歪みですが、今回紹介したような簡単なセルフチェックを習慣にすることで、早期に気づき、予防・改善につなげることができます。
健康的な姿勢は見た目だけでなく、体の不調の予防にもなります。ぜひ定期的にチェックをして、正しい姿勢を意識していきましょう。
もし猫背が気になりなんとかしたいと思っているのであれば、