筋膜は何でできてるの?何を食べたら良いの?

筋膜は体の全体を覆っていて体を支えていたり、筋膜の連結によりスムーズに運動出来たりするなどなんとなく筋膜が大事なのはわかったけど筋膜はそもそも何でできているのでしょうか?

筋膜の主成分

筋膜の主要成分はコラーゲン(膠原繊維)です。

水溶液状の間質液と基質の中のコラーゲン繊維とエラスチン繊維が主な成分です。

エラスチン

ネット状の組織で弾力性と伸縮性が高い

ゴムの様に2~2.5倍ぐらいまで伸縮できる。

形態記憶性を持っている

コラーゲン

螺旋を描く3本のタンパク質を束ねた太い紐のようなものが波状に波打った構造

強度を保ちながら様々な形に変える事ができる

簡単に言うと、柔軟で伸び縮みすることができる強靭な膜で全身を覆っているのでスムーズに体を動かすことができたり、無意識でも姿勢を保つことができるのです。

この二つが体内に不足してしまうと筋膜の弾力性が無くなり動きが硬くなったり、癒着してしまい動かなくなってしまいます。

では、どういった食べ物に多くふくまれているのでしょう?

エラスチン

牛・豚(スジ肉)、カツオ、馬

牛や豚に多く含まれていますが特にスジ肉に多く含まれています。

摂取する時間も関係していて就寝前が効果的です。

肌の生まれ変わりが行われる夜の10時から深夜2時、俗にいう「シンデレラタイム」に合わせると効果的です。

エラスチンの合成を促進させる栄養素としてビタミンA、ビタミンKがあります。

ビタミンAは肉類ではレバーに豊富に含まれています。野菜類では人参やモロヘイヤに多く含まれています。

ビタミンKは大豆製品に多く含まれていて特に納豆に多く含まれています。野菜類ではこちらもモロヘイヤに多く含まれています。他にはあしたばや春菊にも多く含まれていますのでエラスチンを進んで摂取したい際にはこちらもいっしょに食べると効果的ですね。

コラーゲン

ふかひれ、すっぽん、鶏肉、牛スジ

コラーゲンと聞くとふかひれやすっぽんを想像しますよね。鶏肉は普段から料理でよく使われると思いますがふかひれやすっぽんはなかなか食卓には上がらないですね。

エラスチンと同様に牛スジにも多く含まれていますので寒い時期なんかはおでんも良いかもしれませんね。

コラーゲンと一緒に摂取してほしい栄養素としてはビタミンCやトリプトファンがあります。

これらはコラーゲンを安定させる働きがあります。

ビタミンCはレモン、赤ピーマン、ブロッコリーなどに多く含まれています。

トリプトファンはカツオ、ピーナッツ、牛・豚(レバー)に多く含まれています。

反対に気を付けてほしいものとしては高脂肪分のもの、甘い物は控えた方が良いです。

脂肪分が高すぎると抗酸化物質を多く消費してしまい老化の原因になります。

甘い物はコラーゲンの糖化に繋がり、糖化したコラーゲンは弾力性が失われてしまいます。

まとめ

整体やストレッチで筋膜の癒着をはがすことも重要ですが、家で自分で出来ることとして、体内から改善していくために食事も気を付けてみてください。

コラーゲンやエラスチンは筋膜だけでなくお肌にも効果的なので一石二鳥ですね。