腰痛改善に運動が必要な理由

腰痛改善に運動が必要な理由

重い物を持ち上げた時や、体を捻りながら立ち上がる時、長時間の運転をした翌日に腰が痛くなるということがあると思いますが、これは相応な筋力、や柔軟性がないために起こった腰痛だと考えられます。くしゃみをした時に痛くなるのも、瞬間的に大きな力が入った状態に腰が耐えられなかったと考えると納得がいきます。どんなに若くても、スポーツ選手の様に体を鍛えていても個人個人で体力に違いはありますが、無理をすれば腰痛を起こしてしまいます。

腰痛の予防は「無理をしない」と「筋力をつける」

自分でできる腰痛の予防としては無理をしないことと、筋力をつけることが大事になってきます。

「無理をしない」と言われると簡単な様に感じるかもしれませんが、自分では無理をしていないと思っていても身体にとっては無理だったということも多々あります。

「筋力をつける」ということは誰でも努力をすることでつけることができます。

ほっておくと誰でも歳を重ねるごとに老化が進み、筋力は弱っていきます。「もう歳だから」と言って何もしないのはただ老化は進む一方です。

最近の研究では90歳を超えた方でも筋トレをすれば筋肉はつくし、柔軟体操をすれば身体が柔らかくなることが証明されています。

ですので、どんな方でも体を動かして筋肉をつけることをしていきましょう。

腰痛改善の基本は正しい姿勢

積み木やブロックを積み上げていく際に真っすぐに積み上げていけば安定しますが、バランスを崩した状態で積み上げていくと少しの力で倒れてしまいます。

人の身体もこれと同じで正しい姿勢をとってまっすぐにしているのが一番安定します。猫背などで姿勢が悪い方はその分姿勢を保持するために無意識に筋肉が余計に働いてしまうために身体に負担がかかりやすくなってしまいます。

肩こりや腰痛にならないためにも、正しい姿勢を意識することは重要です。

腰痛があるが筋トレをしても大丈夫なのか?

患者様の中には腰が痛いからなるべく安静にしている方が良いと思っておられる方もいますが、ぎっくり腰で何をするのも痛いという場合は2~3日の安静は必要になりますが、慢性的な腰痛な場合は無理をしない範囲では鍛えていく方が良いです。

長い期間安静にすればするほど筋力はだんだんと弱くなっていきます。だからといって普通の人と同じようにトレーニングをしていると腰痛が悪化してしまう危険性があります。初めのうちは「これぐらいで効果あるのかな?」ぐらいの負荷で充分です。負荷よりもフォームを意識して行う様にしてください。悪いフォームで行うと逆効果になってしまう場合もあります。

腰痛があっても歳だからしかたがないとかを考えずにまずは普段の姿勢を意識し、無理のない範囲でのトレーニングで腰痛の改善・予防をしていきましょう。

「腰の痛い人が読む本 腰痛の90%は治せる!」参照

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